口福なる美酒佳肴
食と酒のジャーナリスト・著述家 山同 敦子
令和2年(2020年) 48件の記事
令和2年12月21日号(7面)
冬になるとスーパーに並び始めるブランド苺。かつて苺は初夏の味だったが、クリスマスケーキ特需に応えて栽培技術や品種改良が進…
令和2年12月14日号(7面)
鍋ものが美味しい季節。鍋料理には、グルメ誌『dancyu』で、「鍋大賞」を受賞した癒し系の美酒「奈良萬(ならまん)」純米…
令和2年12月7日号(11面)
新聞紙に包まれた無濾過生原酒、その名も「長珍しんぶんし」(愛知県津島市)。旨味の凝縮したフルボディ、優しい酸や香ばしさも…
令和2年11月30日号(7面)
新進気鋭の醸造家が造る酒「田中六五(たなかろくじゅうご)」(福岡県糸島市)。2018年、約200人の蔵元と酒販店が集まる…
令和2年11月23日号(7面)
美酒王国、秋田。その消費を支えてきたのは安価な普通酒だったが、近年、上質な酒が続々と登場し、人気銘柄の宝庫として王国は復…
令和2年11月16日号(7面)
今週木曜はボジョレ・ヌーボーの解禁日。仏より日本の方が盛り上がるのは、初物好きの国民性だろう。ワインは新酒よりオールドヴ…
令和2年11月9日号(7面)
銘柄名そのままの優雅な美酒、山口県萩市の「東洋美人」。きちんと設計して造られた酒ならでは秀逸なバランスと、隙の無さを感じ…
令和2年11月2日号(7面)
相性がいい食材の組み合わせを“出会いもの”と言うが、脂がのった鱧と、香り高い松茸は、“ハモマツ”と称される秋の出会いもの…
令和2年10月26日号(7面)
寒くなってくると無性に食べたくなる味がある。ドンコの肝合えだ。ドンコは三陸あたりの通称で和名は蝦夷磯アイナメ。岩手県釜石…
令和2年10月19日号(7面)
居酒屋や日本酒バルで、よく見かける秋田の酒「一白水成(いっぱくすいせい)」。原料米や発売時期で様々なタイプがある中で、一…
令和2年10月12日号(7面)
奄美群島だけで造られる黒糖焼酎。ラムと混同されることもあるが、一次仕込みに米麹を使う点が大きく異なる。現地で島ジュウリ(…
令和2年10月5日号(7面)
新型コロナウイルス終息を願い、疫病が退散するという妖怪“アマビエ”を描いた食品やグッズが花盛り。可愛いと海外でも人気を…
令和2年9月28日号(7面)
「海風土」と書いてシーフードと読ませる純米酒がある。海鮮満載のラベルも気分を盛り上げるが、ラベルを隠したグルメ誌『da…
令和2年9月21日号(7面)
戻り鰹の季節。鰹には「磯自慢(いそじまん)」特別本醸造の“冷や”(室温)が私の定番である。酒蔵は焼津港に近く、海の魚との…
令和2年9月14日号(7面)
可愛らしいラベルに惹かれ、思わずジャケ買いしたくなる日本酒「ポルチーニ」。ポルチーニとは、イタリアをはじめ欧州で“茸の王…
令和2年9月7日号(11面)
カレーライスを食べるとき、お酒は何を飲みますか?様々試して、私がいきついたのは、沖縄の泡盛「カリー春雨」である。 「カリ…
令和2年8月31日号(7面)
魚の煮つけや出汁巻き、肉じゃが、蒲鉾など、和の総菜で晩酌をするとき、酒は旨過ぎないほうがいい。華やかな吟醸香は、出汁の風…
令和2年8月24日号(7面)
骨つき豚肉や地鶏などを肴に豪快に飲む酒。芋焼酎にそんなイメージを持つ人は少なくないが、2016年に発売された「球(きゅう…
令和2年8月17日号(7面)
醸造用品種として農水省に登録される100を超える酒米のうち、作付面積、生産量ともに1位は「山田錦」。理想的な発酵経過をた…
令和2年8月3日号(11面)
昔の酒のような薄くてアルコール感の強い辛口ではない。旨味たっぷり、爽やかな酸もあり、切れ味のいいモダンタイプの辛口、広島…
令和2年7月27日号(7面)
地酒王国・新潟に超新星が現れた。多数の銘酒が出品される競技会で軒並み上位の成績を修め、荷物の札をモチーフにしたスタイリッ…
令和2年7月20日号(11面)
精進料理に「三徳六味」という言葉があるそうだ。「三徳」は料理に対する姿勢で、軽軟、浄潔、如法(作法に反しない)、「六味」…
令和2年7月13日号(11面)
飲み口の軽い甘めの酒が流行るなか、純米濁り酒「生酛(きもと)のどぶ」は硬派ぶりで支持されている。平均的な純米酒の日本酒度…
令和2年7月6日号(7面)
世界各国で日本酒コンクールが開かれているが、好成績を挙げた酒は、国内外のメディアや飲食関係者、食通たちから注目の的だ。た…
令和2年6月29日号(7面)
「絶対に外さない。信頼に応えてくれる確かな酒」と、著名な寿司職人が「飛露喜」を評した。この酒を出せばどんな客も満足すると…
令和2年6月22日号(7面)
米粒の残るどろどろとした素朴な酒というのが濁酒(どぶろく)の一般的なイメージだろう。だが、岩手県遠野市で佐々木要太郎さん…
令和2年6月15日号(7面)
生の魚介を昆布で挟んで寝かせた富山の名物、昆布締め。北前船の寄港地だった富山で、北海道から運んだ昆布と、天然の生け簀と言…
令和2年6月8日号(7面)
純米造りの酒が人気だが、新潟の本醸造酒に代表される淡麗なタイプを飲みつけているファンから、純米は味が濃すぎるし、値段もや…
令和2年6月1日号(7面)
蒸し暑い日が続きバテ気味なので、麻婆豆腐で喝を入れよう。芋焼酎ロックとよく合うが、身体が甘酸っぱさを欲する今夜は、メリハ…
令和2年5月25日号(7面)
口に含んだ瞬間、濃密な旨味と、爽快な酸が駆け抜ける出雲の国の酒「王祿(おうろく)」。たっぷり旨くて、フレッシュで、後口に…
令和2年5月18日号(7面)
神奈川県海老名市は首都圏有数のベッドタウンだが、駅から15分も歩けば見渡す限りの水田が広がる。その中心に酒蔵を構える泉橋…
令和2年5月11日号(4面)
20年前、「凱陣(がいじん)」を初めて飲んだとき「うお~」と叫んでしまった。ナッツや黒糖のような香ばしさと共に、甘みや酸…
令和2年4月27日号(4面)
「天日干しのムロアジをしゃぶりながら、だらだらと飲む燗酒が最高なんですよ」静岡県沼津市の酒「白隠正宗」(はくいんまさむね…
令和2年4月20日号(4面)
上質な発酵バターを入手したので、鶏ささみをソテーにしてみた。さて、何を飲もう。ワインと日本酒、2つの専用冷蔵庫を覗き、栃…
令和2年4月13日号(7面)
銘酒を醸す酒蔵は数あれど、“吟醸蔵”として、私がまず頭に思い浮かべるのは、福井県永平寺町の黒龍酒造だ。吟醸酒は、米を高精…
令和2年4月6日号(7面)
2002年の冬、食の雑誌『dancyu』主催の試飲会で、初めて「貴」(たか)を飲んで、一口で魅了された。若い命が躍動する…
令和2年3月23日号(7面)
貴醸酒という甘い日本酒をご存じだろうか。普通の日本酒は、米と米麹と水を3回に分けて仕込んでいくところ、水の一部に酒を置き…
令和2年3月16日号(7面)
爽やかな酸と、清々しい旨味を持つ宮城県の酒「伯楽星(はくらくせい)」。香りも旨味も控えめで、飲みながら酒に意識が向くこと…
令和2年3月9日号(7面)
美味しくなったと評判の北海道の米。酒米も高評価だ。優れた酒米ができるようになったことで、腕利き杜氏が里帰り。北海道産の酒…
令和2年3月2日号(7面)
築百数十年を経た白漆喰壁に赤瓦屋根の酒蔵を背に立つ髙橋庄作酒造店6代目髙橋亘さん。目の前には見渡す限りの稲田が広がる。彼…
令和2年2月24日号(7面)
日本料理に欠かせない食材、真鯛。淡白な中に豊かな滋味を持つ、魚の王様だ。鯛料理のお供として、日本酒を1本選ぶとしたら、迷…
令和2年2月17日号(7面)
米を洗う、米に水を吸わせる、米を蒸す、仕込む、アルコール度数を調整する等々、大量の水を使って醸される日本酒。水は、米とと…
令和2年2月10日号(7面)
全国どこでも美味しい酒が造られるようになり、ローカル色は薄れつつある。だが、地域による嗜好の差はある。首都圏ではフレッシ…
令和2年2月3日号(11面)
日本酒を味わうこと。それは味や香り、触感などを五感で楽しむドラマだ。小川のようにさらさらと流れる静的な酒もあれば、メリハ…
令和2年1月27日号(7面)
綺麗な甘味と、ほどよい旨み、爽やかな酸味、新鮮な果物のような香り……。甘さを軸に、様々な味の要素が精妙にバランスする三重…
令和2年1月20日号(7面)
海の幸と山の幸があるように、日本酒にも海の酒と山の酒がある。山の酒として、私が真っ先に頭に思い浮かべるのは、大阪府北部の…
令和2年1月13日号(7面)
鮨屋のカウンターに陣取って飲む酒の旨さは、格別だ。旬の魚や貝を酒肴に見繕ってもらって、冷酒を喉に滑らせる。日本酒は海産物…
令和2年1月6日号(11面)
日本酒は驚くべき進化を遂げた。かつて嫌われた要因だったアルコール臭やベタベタとした甘さは、現代の日本酒には皆無だ。エレガ…