(小説)税務調査と真実

井東 圭

令和8年15

令和8年(2026年) 15件の記事

  • 令和8年7月20日号(11面)

    ■ 先生と呼ばれた男⒂ 「昭和40年生まれの私は、無論、戦争を知らない。ここにいる全員そうさ」 杉江良蔵は、自身の退職の…

  • 令和8年7月13日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⒁ 「比嘉さんは、気の毒な方でしたよ」 アルファICの元経理部長の片桐は、眉間に皺を寄せ話を続けた。…

  • 令和8年7月6日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⒀ 「どろん?」 「そう、どろんですわ」 片桐は両手の指先を胸の前で忍者のように組み、人差し指を立て…

  • 令和8年6月29日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑿ 杉江がひとり調査法人を訪れると、会議室には5人の社員が待っていた。 名刺交換を終え、3人掛けの事…

  • 令和8年6月22日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑾ 「自販機の事案、私、調査の初任者研修で教わった覚えがありますよ。あれって、杉江さんの案件だったん…

  • 令和8年6月15日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑽ 国税組織の階層構造は堅固である。 税務署の法人担当では、次のとおりになっている。 調査を行う調査…

  • 令和8年6月8日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑼ 「得意先と飲んだ時のお店の領収証は、取ってありますか?」 杉江は、雑収入を除外したと認めた社長に…

  • 令和8年6月1日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑻ 社長の机の中身を2階に上げると、杉江は物読みをはじめた。 杉江は、社長が記帳していた出納簿を集計…

  • 令和8年5月25日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑺ 公表簿外口座を、隣町の信金で開設していたという社長に対して、杉江は、 「その通帳はどこにあるんで…

  • 令和8年5月18日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑹ 「事実関係を教えて下さい。自販機は、すべて御社のもので、間違いないのですね」杉江の問に社長は、 …

  • 令和8年5月4日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑸ 杉江は、さっそく法人税申告書を確認したものの、自動販売機の収入らしき勘定科目や内訳は見当たらなか…

  • 令和8年4月27日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑷ 調査は坦々と進んだ。どの帳簿も非の打ち所がない。そもそも社長は、商業高校で財務会計を教えた経験が…

  • 令和8年4月20日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑶ 杉江を2階に案内した若い事務員がお茶を運んできた。 「今、調査官と君のことを話していたところだよ…

  • 令和8年4月13日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑵ 調査初日はお盆明けの暑い日だった。 杉江は青梅線の某駅で下車した。初めて降りる駅だ。そして驚いた…

  • 令和8年4月6日号(7面)

    ■ 先生と呼ばれた男⑴ 「署長、お待ちしてました」 部屋の障子を開けると、なつかしい顔の1つが今日の主賓である杉江良蔵に…

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