ハイド・アンド・シーク2~繰り返される国際的租税回避~
㔟戸行健
平成30年(2018年) 24件の記事
平成30年12月24日号(5面)
1999年夏、インドネシアの隣国、シンガポールに三浦の姿があった。彼は、現地日系企業向けに「アジアでの国際課税対策」と題…
平成30年12月17日号(5面)
話は1年近く前に遡る。1999年3月後半のある日、和田は国税総局の付加価値税担当局長から相談を受けた。 「インドネシア…
平成30年12月10日号(5面)
暗く落ち込んだ数日を過ごした後、和田は偶然老紳士、ジェイに出会った。和田は死んだ若手職員のことを話した。ジェイは黙って和…
平成30年12月3日号(9面)
「さらに酷いのは、裏金の送金先の銀行口座名義が、知らないうちにドゥークの名義になっていました。結局、ドゥークが勝手にやっ…
平成30年11月26日号(5面)
インドネシア国税総局は、その日のうちに報道機関に向けてコメントを出した。 「日本の税務当局から課税情報が流れることはな…
平成30年11月19日号(5面)
2000年春、「JP商会が巨額の不正資金をインドネシアの大物政治家に支払い」というマスコミ報道が行われる。 一方、この…
平成30年11月12日号(5面)
「英国人コンサルタント自身が英国IRからの課税を恐れたためか、そもそも10億円は彼の収入、所得ではないとの説明があった。…
平成30年11月5日号(5面)
「巨額の事案であり調査を急ぎたい。可能であれば、英国内国歳入庁の情報交換担当者に文書ではなく、直接電話で接触し現地での確…
平成30年10月22日号(5面)
税務担当課長の額からは、大粒の汗が流れていた。彼は、税務当局は海外にそう簡単には手を出せないはずだと思っていたのである。…
平成30年10月15日号(9面)
「高額の支払い手数料の送金、それもスイスの銀行へ。この手数料の中身は何ですか」 受取人が英国人コンサルタントであり、イ…
平成30年10月8日号(5面)
話は数か月前に遡る。1998年秋、JP商会はインドネシア・ジャカルタの私立大学建設プロジェクトの仲介手数料として英国人コ…
平成30年10月1日号(5面)
1998年12月、和田の下へ一通のグリーティングカードが届いた。送り人の宛名はジェイと書かれていた。ジェイは、和田がサン…
平成30年9月24日号(5面)
インドネシアの人々は明るい。人との関わり、楽しい交流が大好きである。特に、私的な懇親会があると喜んで踊り、歌う。 和田…
平成30年9月17日号(5面)
1998年10月、和田はインドネシア国税職員向けの日本語教室を開講した。 和田がダメもとのつもりで提案した日本語教室を…
平成30年9月10日号(5面)
1998年6月22日、和田は正式にインドネシアに赴任した。彼の正式な肩書はJICA長期専門家。インドネシアでのポジション…
平成30年9月3日号(9面)
インドネシアでの私立大学建設プロジェクトの相談があった翌日、東山は三浦を再び誘った。 「三浦さん、昨晩は失礼しました。…
平成30年8月27日号(5面)
JP商会の三人は驚いた。三浦が初めて口にした言葉が「ダメ」。税務担当課長は少々不機嫌な表情で言葉を返した。 「まずいで…
平成30年8月20日号(5面)
JP商会の事業部長が合いの手を入れるように話を続けた。 「それが、今年新しい展開を迎えたんです。この春に大臣が変わりま…
平成30年8月6日号(5面)
その夜、ロンドンの一流ホテルの一室に複数の男女が集まった。 日本の商社JP商会のインドネシア担当事業部長と税務担当課長…
平成30年7月30日号(5面)
1998年の夏のある日の昼過ぎ、英国ロンドンのシティにある証券取引所の前で黒髪、青い瞳の美女が一人たたずんでいた。 周…
平成30年7月23日号(5面)
ムスリー氏は、現在は税務研修所長としてJICA専門家を直接受け入れる立場の幹部職員であった。実は、JICA専門家は、当時…
平成30年7月16日号(9面)
5月13日、和田はインドネシア国税総局(日本の国税庁に相当)、税務研修所(日本の税務大学校に相当)を挨拶と事前打ち合わせ…
平成30年7月9日号(6面)
1998年3月、和田は突然の人事異動の打診を受けた。 「JICA専門家としてインドネシア・ジャカルタに駐在する話がある…
平成30年7月2日号(9面)
ヴァイオリンの高く乾いた音色に似た騒がしい鳥の声、そして、ピッコロの音色のように明るく楽しく軽快な小鳥のさえずり。 1…