ハイド・アンド・シーク2~繰り返される国際的租税回避~
㔟戸行健
令和元年(平成31年)(2019年) 12件の記事
平成31年3月25日号(5面)
3年間の勤務を終えインドネシアとの別れの時が来た。2001年6月11日夜、和田のフェアウェルパーティー(送別会)が開か…
平成31年3月18日号(5面)
ジェイが和田に吉報を伝えた。 「実は、ドゥークはインドネシアに戻れることになりました。それも国税総局にね。国税総局の…
平成31年3月11日号(5面)
2001年4月、久しぶりにシンガポールを訪れ、ジェイの住むコンドミニアムを訪ねた。ゲストルームに入ると一人の若者が和田…
平成31年3月4日号(5面)
ある日、若手職員のアリーが和田に税務の仕事の不満を漏らしたことがある。 「インドネシアの役人は皆賄賂や袖の下を求める…
平成31年2月25日号(5面)
「国税総局には日本の国税庁からJICA専門家として職員が派遣されている。彼に個別事案の取扱いの不当性を伝え、動いてもら…
平成31年2月18日号(6面)
三浦は、驚く様子もなく答えた。 「撃ってきましたか。還付申告をする必要があったことは、想定外でした。私もケアレスミス…
平成31年2月11日号(5面)
還付拒否どころか、新規の増額課税の提示、さらに恫喝とも思える過去分への遡及課税の予告。こんなめちゃくちゃな税務調査があ…
平成31年2月4日号(9面)
2000年も秋になりかけた頃、岬産業の現地子会社に同社を所管する税務署から電話が入った。 「1999年分の法人税につ…
平成31年1月28日号(5面)
三浦が仕組んだスキームにインドネシア当局は見事にはまった。 類似の商流を持つ類似の商品の取引。そして、それらを資本関係…
平成31年1月21日号(5面)
「それでですね、両社とも海外の関連会社に多額の使用料、利子、保険料を支払っています。英国系インドネシア企業は、使用料を…
平成31年1月14日号(5面)
2000年春、かつて日本語教室に参加していた若手職員の一人、アリーが国税総局の和田の事務室にやってきた。彼は、国税総局…
平成31年1月7日号(9面)
1998年夏、三浦は日本のある多国籍企業のアジア移転価格戦略のサポートをすることになる。これも東山と共同で対応するもの…