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4年分所得税等の確定申告、スマホ申告は前年比1.6倍の249万人が利用

2023年05月31日 税のしるべ電子版

 国税庁は5月31日、令和4年分所得税等および個人事業者の消費税の確定申告状況を公表した。4年分の所得税等の確定申告書を提出した人は、前年比0.4%増の2295万1000人と増加した。このうち申告納税額のあるものは同0.5%減の653万4000人と微減し、その所得金額は同0.1%増の46兆3072億円とほぼ横ばい、申告納税額は同2.9%減の3兆6801億円と減少した。

 4年分の所得税等確定申告のe-Taxの利用状況を見てみると、確定申告会場への来場や税理士への依頼をせずに、自宅から納税者自身が、同庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」や各種会計ソフトを利用してe-Taxで所得税等の申告書を提出した人は、前年分の約1.3倍の591万9000人に上り、149万5000人増加。税務署の確定申告会場で所得税等の申告書を作成・提出した人の2倍超だった。

 スマホ申告の利用がさらに加速し、自宅からスマホを使ってe-Taxで申告した人は、前年分の約1.6倍の249万人で、前年より約100万人増加した。自宅から納税者本人によりe-Taxで申告した人のうち約4割がスマホ申告だった。

 国税庁の発表はこちら

国税庁2

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