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2年分所得税等の確定申告状況、自宅から納税者によるe-Taxは1.7倍の321万人

2021年06月25日 税のしるべ電子版

 国税庁は6月25日、令和2年分所得税等の確定申告状況をまとめた。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、申告・納付期限を4月15日まで延長したため、3年4月末日までに提出された申告書の情報となる。

 2年分の所得税等の確定申告書を提出した人は、前年比2.1%増の2249万3000人と増加、このうち申告納税額のあるものは同4.3%増の657万2000人、その所得金額は同2.2%増の42兆5497億円と増加したが、申告納税額は同1.6%減の3兆1653億円と減少した。

 自宅から納税者自身が、同庁ホームページの確定申告書等作成コーナーや各種会計ソフトを利用してe-Taxで所得税等の申告書を提出した人は、前年分の約1.7倍となる321万人に上り約135万人増加。同庁は「自宅からのe-Taxによる確定申告がスタンダードになった」としている。

 一方、税務署の確定申告会場で申告した人は、同9.5%減の345万人で、前年分より36万人減少した。

 今回、全国の確定申告会場では、3密を避けるため、入場する際に無料通信アプリの「LINE」を利用した整理券制を導入したが、来場者の3人に1人の約100万人が利用した。

 国税庁の発表はこちら

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