連載「どさんこのルーツを求めて

第227回/岐阜県⑤、岐阜県内で上位ランクの岩田さん

2019年04月08日 税のしるべ 無料公開コンテンツ

 岩田さんも岐阜県には多い。人数的には愛知県の方が多いが、県内の苗字ランキングでは岐阜県の方が上位にランクしている。
 この岩田さん。地名から発祥した苗字だが、語源を文字通りに解釈すると、岩の多い田んぼということになる。しかし岩がゴロゴロしているところをわざわざ田んぼにするのは大変な労力を必要とする。なにもそんな場所を選ばなくても、もう少し楽に開墾できる土地があるのではないかと思ってしまう。
 ところがこの田。実は必ずしも田んぼとは限らないのである。地名の「た」は接尾語というもので、単に場所を示す言葉として使われることが多かった。だとすれば岩田とは岩の多い場所のことであり、そこに田んぼがあったわけではない。山田も山中の棚田というよりも単に山の中、あるいは山の麓という意味で使われることが多かった。地名も苗字も文字をそのまま解釈すると、本当の意味から遠ざかることがある。昔の人は平気で当て字を使ったからである。
 さて、岐阜県の岩田さんの話に戻るが、そのルーツは第28代宣化天皇の流れをくむ豪族多治比(たじひ)氏といい、家紋は揚羽蝶=写真(上)=や五本骨扇=同(下)=などをよく使う。北海道へ渡った家もある。

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