本書は、相続において税理士が直面するトラブルになりやすい具体的な事例（例えば、遺産分割のやり直しや財産評価と遺産分割、注意しなければならない遺言の書き方、特別受益と使途不明金、準確定申告が問題となるケース、養子縁組 等々）を長年相続実務に携わってきた弁護士が厳選して記述。
相続実務において実際に生じている課税上の問題についても裁判例等を引き合いに詳解。
意思能力、簡単に遺す遺言、配偶者居住権の利用、債務の承継について記載のない遺言と債務控除、一部の財産についての遺言（遺産分割と遺留分）、一部の財産についての遺言（敢えて遺産の一部を対象とする遺言、相続人のいない相続と譲渡所得税の申告、特別受益と遺留分の区別、非上場株式が分割の対象となる場合の評価と問題点、遺産分割を相続人全員の合意によりやり直した事例、養子の連れ子の相続権などの事例を掲載。
トラブルになる前に一読しておきたい一冊。
Ａ５判、２２０ページ。定価２８６０円（税込み）。申し込みは、（一財）大蔵財務協会販売局（℡０３―３８２９―４１４１、FAX０３―３８２９―４００１）。
