本書は、近時ますます実務家・納税者の関心が高まる相続税・贈与税について、「納税義務者」、「課税財産」、「財産評価」、「小規模宅地等の特例」、「債務控除」、「税額計算」、「申告及び更正の請求」等の重要項目を抽出し、体系的に解説したもの。さらに、項目ごとに関連する全271の質疑事例を設け、その理解がより深まるよう構成した。
令和6年1月1日から施行される相続税法を基とするとともに、令和4年4月の最高裁判決により注目を集めた財産評価基本通達6項及びその判決等を受けて見直されたマンションの評価方法についても詳しい解説等を加えるなど、最新の法令・情報等を基に構成・内容等を全面的に見直し、19年ぶりに改訂した。
可能な限り、税法等の解釈の根拠を明確にすることを基本理念として編纂しており、これから税理士の資格取得に向けて相続税法を勉強する方はもとより、弁護士・公認会計士・税理士などの実務家、研究者の方など、税務に携わる幅広い皆様の一助となる一冊。
A5判、688ページ。定価4400円(税込み)。
申し込みは、(一財)大蔵財務協会販売局(℡03―3829―4141、FAX03―3829―4001)。