水到魚行

エッセイスト・玉村 豊男

令和2年25令和元年(平成31年)48

令和2年(2020年) 25件の記事

  • 令和2年7月6日号(7面)

    ジョルジョ・モランディという画家がいた。1890年イタリアのボローニャに生まれ、終生故郷の町を出ることなく、ふたつの世…

  • 令和2年6月29日号(7面)

    一年の半分を過ぎた夏至の週末から、ようやく今年の一年がはじまった。私が経営するワイナリーのカフェとショップは、ゴールデ…

  • 令和2年6月22日号(7面)

    ダイヤモンド・プリンセス号が話題になりはじめた2月頃から、ずっとテレビのニュースとワイドショーを見続けてきた。雑多な情…

  • 令和2年6月15日号(7面)

    食後には、なにかしら甘いものが欲しくなる。洋食でも和食でも、コース料理はデザートで締めるのがならわしだ。最後に甘い味を…

  • 令和2年6月8日号(7面)

    会社が終わっても真っ直ぐ家に帰らず、仕事仲間と居酒屋で一杯やってコミュニケーションをはかる。あるいは、大事なビジネスの…

  • 令和2年6月1日号(7面)

    いまから20年前に、パリをスタートしてロンドン、アムステルダム、ニューヨーク、ロサンゼルスと、回転スシの店を訪ねて世界…

  • 令和2年5月25日号(7面)

    サルを、真っ暗な箱の中に、何日間か閉じ込める。何も見えないだけでなく、自分が発する声も聞こえないようにした、感覚遮断の…

  • 令和2年5月18日号(7面)

    髭をたくわえるようになったのは、30歳を少し過ぎる頃からだろうか。実は、もっと前、ヨーロッパをヒッチハイクで旅行してい…

  • 令和2年5月11日号(4面)

    相変わらず、ワインは毎日飲んでいる。夕方5時になると台所へ下りて行き、冷蔵庫から白ワインを取り出して、料理をはじめる前…

  • 令和2年4月27日号(4面)

    クラスターや3密と並んで、社会的距離、という言葉が急速に人口に膾炙した。人と人とを隔てる距離のことで、2メートルまたは…

  • 令和2年4月20日号(4面)

    三寒四温というにはやや極端な気候の変化があって、一気に春がやってくるというスピードではなかったが、4月も中旬の声を聞く…

  • 令和2年4月13日号(7面)

    2月上旬から現在まで、一度だけ病院の検査のため日帰りで上京した以外は、ずっと信州に蟄居している。この後も、7月になるま…

  • 令和2年4月6日号(7面)

    天気がよかったので、ひさしぶりに裏山にある城跡まで歩いてみた。自宅がある里山の天辺から尾根伝いに森の中を10分ほど行く…

  • 令和2年3月23日号(7面)

    暖かい春に、ちょっとした寒の戻りがあって、3月14日に雪が降った。降り積もって一面の雪景色になったのは、12月23日の…

  • 令和2年3月16日号(7面)

    一日中、テレビのニュースばかり見ている。定時のニュースだけでなく、いわゆるニュースワイドといわれる番組は、朝、午後、夕…

  • 令和2年3月9日号(7面)

    かつて客船が大陸間の移動手段として主要な地位を占めていた頃、船には、はっきりとした格差が目に見えるかたちで存在していた…

  • 令和2年3月2日号(7面)

    昨年の夏に私が乗ったクルーズ船は、サン・プリンセス号というダイヤモンド・プリンセス号の姉妹船で、大きさはひとまわり小さ…

  • 令和2年2月24日号(7面)

    その日は冬にしては暖かい日だったが、東京駅前から私が乗り込んだタクシーは、左右の窓が半分以上開けられていた。走り出して…

  • 令和2年2月17日号(7面)

    アトリエは20畳以上の広さがあるが、絵を描くためのスペースは隅のほうの一部だけで、面積の大半はトレーニングマシンが占め…

  • 令和2年2月10日号(7面)

    携帯電話は持っているが、電話をすることは滅多にない。スマホは原則として消音モードにしてあるので、電話がかってきたとして…

  • 令和2年2月3日号(11面)

    毎日の料理をするのは私の役目だが、後片付けは妻に頼んでいる。だから私は夕食が終わると、そのまま寝室へ行ってベッドに横た…

  • 令和2年1月27日号(7面)

    正月明けに帰省を終えて帰ろうとする新幹線の乗客に、テレビのリポーターがインタビューをしていた。「お正月は楽しかった?」…

  • 令和2年1月20日号(7面)

    年明けの賀状やメールの交換では、よろしくお願いします、という言葉を何度使ったことだろう。今年もよろしくお願いします。今…

  • 令和2年1月13日号(7面)

    世界の情勢は不穏だが、日本の正月は穏やかな天気に恵まれた。寒さの到来は遅かったものの、さすがにこの時期になると広葉樹は…

  • 令和2年1月6日号(11面)

    元旦はいつものように朝早く起き、いつものように犬の散歩と朝食を済ませたあと、いつものように書斎に入って原稿を書いた。昼…

ページの先頭へ