消費税導入の道筋~突破口を開いた政府税調

元政府税制調査会委員・松尾 好治

令和元年(平成31年)12

令和元年(平成31年)(2019年) 12件の記事

  • 令和元年9月23日号(6面)

    高齢化社会を乗り切るための財源の頼りは、消費税である。中間答申に至る政府税調の審議で消費税の逆進性の問題はしばしば議論…

  • 令和元年9月16日号(6面)

    政府税調内部では中間答申提出後も昭和63年6月15日の最終答申提出に至るまで主にインボイス方式とアカウント方式を巡り活…

  • 令和元年9月9日号(6面)

    政府税調は昭和63年4月28日の総会で答申案を「中間答申」として最終的に取りまとめた。小倉会長は総会の冒頭、今回の答申…

  • 令和元年9月2日号(10面)

    間接税特別部会は昭和63年4月1日から素案に基づいて転嫁、非課税、税の累積、税率、申告納付、中小業者に対する措置など8…

  • 令和元年8月26日号(6面)

    3月15日の結果を踏まえて3月22日の間接税特別部会で加藤部会長がたたき台となる試案を示した。試案は新しい方式の間接税…

  • 令和元年8月19日号(6面)

    税制改革を避けて通ることはできないし、その中心的役割を果たすのは消費税であるという認識の下、加藤部会長は2月16日の間…

  • 令和元年8月5日号(6面)

    1988年の年明け後、小倉会長は国民一般の意見を聴くために地方公聴会を開く予定を示していた。これは大平税制改革、中曽根…

  • 令和元年7月29日号(6面)

    個別物品税は特定の物品を選んで課税する選択の基準が難しく、しかも政治の干渉が入りやすい。個別物品税体系を間接税の中心に…

  • 令和元年7月22日号(10面)

    私は政府税調の総会で「売上税が失敗した経緯を顧みると、大型間接税に対する国民のアレルギー反応は相当なものがある。これを…

  • 令和元年7月15日号(10面)

    消費一般に課税する税制はヨーロッパで次第に大きな流れとなり、1960年代終わりから70年代初めにかけてヨーロッパ諸国が…

  • 令和元年7月8日号(6面)

    小倉武一さんは見るからにたいへんな硬骨漢ではあるが、視野が広く柔軟性を兼ね備えており、しかも議論好きと来ているから、政…

  • 令和元年7月1日号(6面)

    税制改革は百年の大計という言葉がある。これは税制改革がたいへんな難事業であることをも示唆した表現だろう。人々は往々にし…

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