傍流の正論~税歴60年の教え

弁護士・税理士 品川 芳宣

令和5年36令和4年36

令和5年(2023年) 36件の記事

  • 令和5年9月25日号(5面)

    今年4月で税歴61年が過ぎた。この間の経験を踏まえて、税金とは何か、税金はどう執行されるべきか、税法はどのように解釈す…

  • 令和5年9月18日号(5面)

    毎年、大々的に税制改正が行われるのは、財政が単年度会計によっていることにゆえんしているものと考えられる。その税制改正に…

  • 令和5年9月11日号(5面)

    私自身、国家公務員上級試験後は司法試験を目指そうと考えていたが、第一次試験に合格した後は公認会計士の方に変更したので、…

  • 令和5年9月4日号(9面)

    私は、他人様から、よく「資産税専門」と言われることがある。そのときは、苦笑いしているが、心の中では、「本当は法人税専門…

  • 令和5年8月28日号(5面)

    最近、租税回避問題に関連して、BEPS(税源浸食と利益移転)とGAAR(一般的否認規定)という言葉をよく目にする。それ…

  • 令和5年8月21日号(5面)

    令和5年10月、消費税においていわゆるインボイス制度(適格請求書等保存方式)が実施されるということで、中小企業を中心に…

  • 令和5年8月7日号(5面)

    令和5年1月、休眠状態であった「品川法律事務所」を再開することにした。そうは言っても、生来、営業が苦手な私は、その看板…

  • 令和5年7月31日号(5面)

    令和4年12月末をもって、野村證券の企業内税理士法人とも言える「税理士法人大手町トラスト」の代表社員を辞することとなっ…

  • 令和5年7月24日号(5面)

    令和4年に入り、注目されていた最高裁令和4年4月19日第三小法廷判決があった。注目されていたのは、相続開始直前に賃貸マ…

  • 令和5年7月17日号(9面)

    平成29年度の税制改正では、非上場株式の納税猶予制度について、相続時精算課税制度との併用、みなし相続に係る適用要件の緩…

  • 令和5年7月10日号(5面)

    私は平成14年以降、日本医師会の医業税制検討委員会の委員(18年間は委員長)を務めているが、その間、最も悩まされてきた…

  • 令和5年7月3日号(5面)

    平成24年3月、早稲田大学を定年退職し、その後は、同大学の非常勤講師を務めながら、執筆、講演等でそれなりに多忙な日々を…

  • 令和5年6月26日号(5面)

    税務行政における税務調査の重要性については、本稿でたびたび述べてきた。その中でも、第18回には、税務調査の根幹である質…

  • 令和5年6月19日号(5面)

    中小企業会計については、既に、本稿の53回で述べたように、平成14年、商法改正を契機にに問題となり、そのときには、中小…

  • 令和5年6月12日号(5面)

    前回述べた非上場株式の納税猶予制度の導入と同時に検討され、納税猶予制度に先立って制定されたのが「中小企業における経営の…

  • 令和5年6月5日号(5面)

    平成17~19年の頃は、大学卒等の就職難の頃であり、将来の就職先を考えて大学院に入学する者もいた。他方、雇用の7割を支…

  • 令和5年5月29日号(5面)

    平成18年には、法人税法における役員給与課税の大改正があった。それ以前は法人税法34条から36条にかけて「過大な役員報…

  • 令和5年5月22日号(5面)

    平成17年から18年にかけては、医業の経営形態に重大な影響を及ぼす厚生労働省内の検討と医療法の大改正が行われた。このこ…

  • 令和5年5月15日号(5面)

    平成17年3月の筑波大学定年退職が近づいた頃、国税庁人事課長から呼び出しがあった。筑波大学の後任は国税庁の後輩が来ると…

  • 令和5年5月1日号(5面)

    平成14年には、商法の計算規定が大幅に改正されることになった。すなわち、平成13年までは、財産評価の原則、各資産の評価…

  • 令和5年4月24日号(5面)

    現在の税制上の課題の一つとして、ますます巧妙化する租税回避行為に対して、我が国においても一般的否認規定を設けるべきか否…

  • 令和5年4月17日号(5面)

    国税庁資産評価企画官時代、節税封じのために各種の通達改正を行ったことを述べた(34~40回)。その背景には、主として、…

  • 令和5年4月10日号(5面)

    筑波大学勤務の初期に租税法の解釈について最も物議を醸したのは、固定資産税の土地の評価額が公示価格水準の7割になったこと…

  • 令和5年4月3日号(5面)

    筑波大学大学院では、社会人専担であったがゆえに、多様な学生が指導の対象であった。年代的にも、学部を卒業して就職したばか…

  • 令和5年3月27日号(5面)

    平成7年4月、筑波大学教授就任に当たって、国税局長の退任あいさつ等もあって、高松↓東京、東京↓高松、高松↓東京と目まぐ…

  • 令和5年3月20日号(5面)

    阪神淡路大震災の混乱の中、国税局長としての最後の仕上げも近づいて来たが、やはり気になったのは、かつて、「調査の高松」と…

  • 令和5年3月13日号(5面)

    平成7年1月17日早朝、震度5強の激しい揺れで目が覚めた。官舎は、物納された築75年の古屋であり、国税局長がここで潰れ…

  • 令和5年3月6日号(5面)

    平成6年5月、恐らく次の人事異動の対象になるであろうと思い、管理課長としての仕上げに勤しんでいた。ところが、仙台国税局…

  • 令和5年2月27日号(5面)

    物納の問題は、その急増に対処するのみでは解決しなかった。問題は、バブルが崩壊し、地価が暴落する前に延納を申請していた人…

  • 令和5年2月20日号(6面)

    平成4年7月、徴収課長から隣の管理課長へ変わった。徴収課長時代、賦課と徴収の関係を種々考えさせられたが、管理課長就任早…

  • 令和5年2月13日号(5面)

    賦課と徴収の関係は、前回述べた執行に絡む問題だけではなく、むしろ、法制度の方が関係も深く、法解釈等において、両者の関係…

  • 令和5年2月6日号(9面)

    平成3年7月、国税庁徴収課長に昇任した。同じ廊下を挟んだ向かいの部屋への異動であったので、距離的には極めて近い異動であ…

  • 令和5年1月30日号(5面)

    昨年4月に、最高裁判所がわざわざ弁論を開き、評価通達6項を適用した課税処分の適法性を認め、その論拠を明確にしたため、財…

  • 令和5年1月23日号(5面)

    平成2年8月の株価通達の改正後、最大の問題となってきたのが、地価税の導入が検討されていることもあって、土地の評価であっ…

  • 令和5年1月16日号(5面)

    前回の株価通達の改正に当たっては、純資産価額方式における評価差額に係る法人税額等相当額の控除について、累積控除による零…

  • 令和5年1月9日号(9面)

    平成元年3月末に負担付贈与通達が日の目を見ることになったので、前号で問題提起した株価通達の問題点に全力を挙げて取り組む…

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