税務署 どうしてできたの?

税理士・三木 信博

令和4年12

令和4年(2022年) 12件の記事

  • 令和4年3月28日号(7面)

    税務署の設置と国税徴収法の改正をして、国税から府県知事の影響力は払しょくされますが、しばらくして、そのスキームに異を唱…

  • 令和4年3月21日号(7面)

    府県から独立した税務署が作られますが、徴税令書を出して徴税する権限は、国税徴収法で府県知事にあります。そして、徴税の実…

  • 令和4年3月14日号(7面)

    大蔵省が自らの直轄組織にしてしまった税務署ですが、同時に現在の国税局に相当する税務管理局も作ります。いわゆる地方支分局…

  • 令和4年3月7日号(7面)

    明治29年11月に「一般ノ地方行政事務」と区分する必要を理由に、府県知事の下にあった収税署が廃止されて、新たに大蔵省の…

  • 令和4年2月28日号(7面)

    大蔵省内で国税の徴税直轄化に反対した者に、中村元雄という男がいます。九州の日田出身で、松方正義が日田県知事時代に見い出…

  • 令和4年2月21日号(7面)

    明治22年3月に成立した旧々国税徴収法は、山縣有朋の作った市制町村制をベースにしています。そこではドイツと同様に(同法…

  • 令和4年2月14日号(7面)

    地租の徴税は市町村に任せると断言(徴兵制度及自治制度確立ノ沿革)した山縣有朋が欧州に旅立つと、翌明治22年に、府県収税…

  • 令和4年2月7日号(11面)

    明治10年代も後半になると、松方デフレ政策の影響で米価が暴落し、税金を払えなくなった零細農家に対する大量の農地公売(全…

  • 令和4年1月31日号(7面)

    現在の府県知事は、地方自治の中で住民から選ばれる首長です。しかし戦前までは、国が統治する地方行政の責任者として、天皇か…

  • 令和4年1月24日号(7面)

    地租の改正事業は、明治9年の期限に無理くりに間に合わすため、現場は混乱します。土地所有者の申立てがあって決める課税基準…

  • 令和4年1月17日号(7面)

    税務署の設置は、紛糾した末にようやく漕ぎつけたのが実情のようですが、問題になったのは、当時の主財源だった地租の徴収権を…

  • 令和4年1月10日号(11面)

    年も越すと、そろそろ確定申告の時期がやってきます。いまはe-Taxの時代だし、コロナの影響もあるので、確定申告会場に足…

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