国税庁は5月20日、e-Taxの各種WEBシステムを統合し、機能を改善したと発表した。WEBシステムの統合では、e-TaxのWEB型ソフト(受付システム、e-Taxソフト(WEB版)、e-Taxソフト(SP版))が統合され、名称が「e-Taxソフト(WEB版)」に統一されている。これに伴い、今までのe-Taxソフト(WEB版)、e-Taxソフト(SP版)のログイン画面が廃止され、新しい「e-Taxソフト(WEB版)」のログイン画面・URLに変更されており、ログイン画面は個人と法人で分かれている。また、新しい「e-Taxソフト(WEB版)」は、マルチデバイス対応となっており、スマートフォン・タブレット、パソコンのどちらからも同じように利用することができる。
機能の改善では、メッセージボックスの表示機能が改善されている。マルチデバイス対応に併せて、「メッセージボックス」を「お知らせ・受信通知」と「通知書等」に区分されており、「お知らせ・受信通知」については、カテゴリーで絞り込む機能を設け、情報にアクセスしやすくなったとしている。
国税庁の発表はこちら
関連記事
- 令和7年01月14日e-Tax送信でのエラーが解消、国税庁がお知らせ電子版
- 令和7年01月09日マイナンバーカードによるe-Taxの送信でエラー発生、1月6日以降電子版
- 令和6年12月23日5年度の相続税申告のe-Tax利用率は7.6㌽増の37.1%
- 令和6年12月16日相続税e-Taxで利用者識別番号が不明な場合の対応方法示す、パスワードのリセットを行うか否かで手続が異なる
- 令和6年12月02日国税庁がCSVファイル等の分割ツールを掲載、送信上限以下のデータに分割
- 令和6年11月11日7年1月以降に提供するe-Taxの新機能を公表、個人、法人それぞれ向けで
- 令和6年11月04日6年11月から申請書等の取下書の代理送信は税務代理権限証書に意向を入力で受付、e-Taxのよくある質問を更新
- 令和6年10月28日税理士が委任関係を結んだ納税者のマイページの確認が可能となるのは7年5月から
- 令和6年08月05日事業者向け行政手続の「ポータル」を開設へ、GビズIDとの連携も拡大
- 令和6年08月05日e-Taxやダイレクト納付利用届出書のオンライン提出など、メンテナンス等で利用制限
- 令和6年07月29日相続税申告におけるe-Taxの利用拡大へ、国税庁がさまざまな利便性向上策
- 令和6年06月17日税理士が納税者のマイページなどを参照可は7年夏頃までに実現へ、国税庁が日税連に各種事務の見直しの検討状況を周知
- 令和6年05月27日e-TaxソフトのWEB版とSP版、受付システムを統合、マルチデバイス対応に
- 令和6年05月20日e-TaxソフトのWEB版とSP版、受付システムが統合、マルチデバイス対応に電子版
- 令和6年05月20日e-TaxのシステムリリースでChrome拡張機能「e-Tax AP」を更新、e-Taxソフト(WEB版)等の利用には最新版が必要
- 令和6年05月13日国税庁が相続税e-Tax特設サイトを開設
- 令和6年04月22日e-Taxで申告の法人等への納付書の事前送付を取りやめ、今年5月以降の送付分から
- 令和6年04月08日法人税の電子申告は4社に3社がALL e-Tax、国税庁がお知らせ
- 令和6年03月18日4月から税務職員に行政指導で提出を求められた請求書等の書類のe-Taxでの提出が可能に
- 令和6年03月11日税務代理権限証書の様式改正で3月25日から31日までe-Taxソフトの機能を一部制限