電子版限定「毎日更新、インボイス制度Q&A」編集部編

【Q18】インボイスの交付義務が免除される場合

2023年04月26日 税のしるべ電子版 無料公開コンテンツ

Q18、インボイスの交付義務が免除される場合を教えてください。

  インボイス発行事業者には、国内で課税資産の譲渡等を行った場合、相手方(課税事業者に限ります)からの求めに応じて適格請求書(インボイス)を交付する義務が課されています。

 しかし、

 ①3万円未満の公共交通機関(船舶、バスまたは鉄道)による旅客の運送

 ②出荷者等が卸売市場で行う生鮮食料品等の販売(出荷者から委託を受けた受託者が卸売の業務として行うものに限ります)

 ③生産者が農業協同組合、漁業協同組合または森林組合等に委託して行う農林水産物の販売(無条件委託方式かつ共同計算方式により生産者を特定せずに行うものに限ります)

 ④3万円未満の自動販売機および自動サービス機により行われる商品の販売等

 ⑤郵便切手類のみを対価とする郵便・貨物サービス(郵便ポストに差し出されたものに限ります)

 の取引は、インボイス発行事業者が行う事業の性質上、適格請求書を交付することが困難なため、交付義務が免除されます。

 参考:国税庁「消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A」の問23

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