国税庁はこのほど、令和2事務年度法人税等の申告(課税)事績(2年4月1日から令和3年3月31日までに終了した事業年度に係る申告で、3年7月末までに申告があったもの)の概要をまとめた。
それによると、法人数は前年度比1・7%増の322万件で過去最高、法人税の申告件数も同2・0%増の301万件と過去最高だった。
申告所得金額は、同7・9%増の70兆1301億円で過去3番目に多い金額となっている。これは、コロナ禍で料理・旅館・飲食店業、運送業等が減少した一方、業績が好調だった小売業等が増加したことで全体を押し上げたほか、新型コロナウイルスによる期限延長でずれ込んだものがあるため。申告税額も、同4・9%増の12兆1220億円と増加している。
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