税務関係団体等「名古屋国税局管内

令和2年度の中学生の「税についての作文」、東海税務連絡協議会会長賞8編を紹介

2020年12月07日 税のしるべ電子版 無料公開コンテンツ

 東海税務連絡協議会(会長=太田直樹東海税理士会会長)はこのほど、国税庁・全国納税貯蓄組合連合会共催の令和2年度中学生の「税についての作文」の中から、優秀作品に同協議会会長賞を授与した。同協議会は、平成23年に同協議会会長賞を創設している。今年度は、名古屋国税局管内4県の中学校411校から1万9977編の応募があり、8編が同賞を受賞。今回受賞した作品8編を紹介する

「未来へのバトン」 愛知県一宮市立尾西第二中学校2年 ・ 大﨑 暖斗

 「税金ってどうして払わないといけないのだろう?嫌だなぁ。」そう僕は思っていた。

 しかし、今年に入ってから蔓延し始めたコロナウイルスが原因での生活で僕の意識は大きく変わった。

 僕の住んでいる一宮市でも、早々とコロナウイルスの感染拡大防止のために、休校措置がとられた。急な休校の決定のため、学校の先生たちも課題などの対応に追われて大変だったと思う。

 いざ休校が始まってみると、最初は何だか楽しかったけれど、課題を進めるうちにわからない所が出てきたり、次学年になったらどうなっていくのだろうと不安になることも多くなってきた。

 その不安がぬぐいさられるように、一宮市では“学習支援サイト”による授業がパソコンで見られるようになった。僕の学校の先生が授業をしているのを見られたり、先生が家庭訪問をして、顔を見に来てくださったり不安なことがないか聞いてくださったりして、すごく安心できた。

 税金は、教育現場にも活用されているのだと改めて考えさせられた。今まで誰も経験したことのないことでも、僕たち学生の生活を守るために、家族の納めた税金が活かされているのだと知った。そこで、税金は払わないといけないから嫌なものなのではなく、必要なものなんだと実感した。

 他にも、このコロナウイルス感染に限っても、世界では死亡者が多く出ているにも関わらず、日本では、死亡者が少ないことは、医療従事者が不安をともにしながら頑張ってくれていたり、その方たちを支える体制を整えられているからだと感謝しなければならない。そして、医療現場にも税金が活かされている。

 僕の税に対する意識は『未来へのバトン』なのではないかと大きく変わった。

 僕たちは税金を納めることは、消費税でしか実感ができないけれど、この先の未来に向けて、想像ができないことが起きた時にも、みんなが安心して暮らせるように適格に税金を納めていかなければならないと考え直すきっかけになった。

 こうして、教育をはじめ、医療や福祉、衛生面などでも家族が今まで納めてきてくれた税金が使われていると考えると、“今”もそうだが、“未来”のことも考えての税金が必要なのだと考えた。

 そして、今できること(納税)が未来の困難を救うためのバトンになっているのだ。

 僕たちが大人になって、このバトンが、途切れてしまうことがないように、今僕たちができることは税金について考えたり、納める意義をしっかり心にとめて生活していくことだと思う。

 そうすれば、『未来へのバトン』は、この先もずっと引き継がれていくであろう。

「思いやり・助け合いの税」 愛知県名古屋市立天白中学校3年 ・ 砂田 航司

 「どうぞお薬です。」「ありがとうございました。」と言って、母は病院の受付で、僕の持病の薬を受け取っていました。後は会計かと思い待とうとすると、母が「さぁ帰ろう。」と僕に声をかけました。「会計は?」と不思議に思い尋ねると、名古屋市は、中学卒業まで、子供の医療費が無償であると聞き驚きました。実は僕は幼い頃からいひどい喘息があり、毎日苦しい想いをしていました。今も悩まされているアトピー性皮膚炎もひどく、今もなお治療を続けています。病気自慢ではありませんが、おまけに幼稚園の頃、弱視と診断され、治療と定期検診にかれこれ十数年、四ヶ月に一度程通院しています。その他、けいれんを起こし救急車で運んでもらったり、歯の治療やケガ等を含めると、どれほど病院で治療を受けてきたか数えきれない程です。おかげで、喘息も幼少期よりかなり軽くなり、ぼやけていた視力も、生活に支障のない程になりました。母はこの制度のおかげで、精神的にも経済的にもどれほど助けられたかと、とても感謝しています。僕も感謝の気持ちで一杯になりました。でもどうして無償なのか、実は国民が支払っている様々な税金が充てられていると知り、驚き・感謝と共に、この制度のすばらしさを感じました。それと同時に、自分がこんなにも助けられ、健康にしてもらったのに、消費税が上がる時に、損をする様な気がしていた無知な自分が恥ずかしくなりました。そこで、その他にも僕達の生活の中で、どんな事に税が使われているか調べてみると、僕達が安心・安全・衛生的に暮らしていくのに、税が欠かせない事がわかりました。例えば僕達が毎日楽しく通う学校や公園、図書館等の運営・維持、細かく言えば、僕達が使っている教科書もです。僕達が安全で快適に、そして充実した環境で教育を受けられるのも税が活用されているからなのです。私立高校授業料無償化もスタートし、より多くの学生が、安心して教育を受けられる様になると期待されています。税の活用には他にもあります。七月に九州地方を襲った豪雨災害では、甚大な被害をもたらしました。多くの方々が住居を失い、町も以前の姿を想像できない程の惨状でした。僕はここでも国民が納める税金が、被害にあわれた方々の生活再建に役立たれる事を知り、改めて、税金を納める事は、お互い思いやり、助け合う事であると感じました。

 まだ子供の僕に、税金を納める機会は少ないですが、今僕にできる事は、税について正しく理解し、税に助けられて、幸せに生活ができている事に感謝する事だと思います。そして大人になり税金を納める立場になったら、当然ですが、きちんと納める事だと思います。自分も助けられ、誰かを助ける事のできる、相互扶助の精神がそこに存在します。国民皆が正しく税金を納め、お互いを思いやる社会が、さらに発展する事を願います。

「温泉の税から学ぶ」 静岡県伊東市立北中学校3年 ・ 佐々木 心優

 私は今まで、「税金」と聞くと、堅いイメージがありました。しかし、実際にどんな税金があるか調べてみると、世界にはたくさんのおもしろい税金があることが分かりました。「ポテトチップス税」や「ソーダ税」、「渋滞税」、「犬税」など興味をそそる羅列に、引き込まれていきました。どれも、その国特有の背景をもつ税金たちです。そして、日本独自の税として、“入湯税”というものを見つけました。これは温泉を利用する際に払うもので、一年間に二百億以上も集められているそうです。私の住む伊東は温泉で有名なので、もしかしたら伊東に関係しているのではないかと思い、今度は伊東の入湯税について調べました。すると、すごいことが分かりました。伊東市は、平成三十年度の“入湯税収入額の多い市町村”全国第五位にランクインしていたのです。入湯税は伊東の大切な収入源であり、私たちの生活を支えているのです。そしてそれらは、消防施設、観光の振興、環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設などに使われていることが分かりました。

 今、新型コロナウイルスの影響で外出自粛が促されています。私自身も、観光客が遊びに来ることに抵抗を感じていました。しかし、観光客が来なくなることで、入湯税による収入が減ると考えられます。すると、先程述べた入湯税の使い道に限りがでてしまうと思います。一方向からだけの見方で、安易に観光客を拒むことはできないのだな、と改めて気づきました。

 今までなんとなくしか知らなかった税金。調べることで、一気に自分事になり、使い道にまで目がいくようになりました。そして、自分の払った税金が正しく使われてほしいという思いが強くなりました。しかし、自分一人ではどうすることもできません。みんなに、「税金を正しく使ってほしい」という思いを持ってほしいです。そのためには、どんな税金があって、どんな使われ方をしているか、一人ひとりが知る必要があることを、今回学びました。

 税金は、ただ納めるだけのものではなく、私たちの生活を守り支えています。そして、人々がお互いに支えあって生活していく、大切なものだと分かりました。これから、自分が町や他の人のために貢献していることを知った上で税金を納めていきたいと思います。

「税の使い道を知ることの大切さ」 静岡県浜松市立可美中学校3年 ・ 立石 詩恩

 中学生の私にとっては、税金と言われてもいまいちぴんと来ない。関心があるのは消費税くらいだ。それも消費税があると計算が面倒くさいなとか、もし税率が10パーセントからまた上がったりしたら嫌だな、とか思うくらいで、この消費税がどのように使われているのかとか、何のために税率を上げたりするのかとか、深く考えたことはなかった。今回、この作文を書くにあたって、今まで自分がいかに税のことについて知らずにいたかを反省した。そこで、国税庁のホームページの「税の学習コーナー」を見て少し勉強した。

 税金には、私が唯一なじみのある消費税の他にも、所得税、住民税、法人税、酒税、たばこ税、関税などなど、実にさまざまな種類のものがあった。そうやっていろいろな方法で国民から集められた税金は、国の収入となり、私たち国民が安全で快適な生活が出来るよう、さまざまな公共サービスに使われていた。その中でも、やはり学生である私が一番身近な税の使い道として感じられたのは教育費だ。

 私は小学校低学年の頃、父の仕事の関係でアメリカで生活していた。平日はアメリカ人と一緒に現地の公立小学校に通い、土曜日は州内の各地に住んでいる日本人と一緒に日本語補習校というところで授業を受けていた。週に一度しかないので、授業の進度はとても速かったが、とても役に立っていた。教えてくれる教科は国語と算数しかなかったのだが、毎年新学期になると補習校にはたくさんの段ボールが運ばれてきて、その箱の中には日本の学校で使われているのと同じ、日本の教科書が詰まっていた。それも補習校の授業で使う国語と算数の教科書だけでなく、理科や社会、音楽や図工や家庭科の教科書まで、日本の学校で習うすべての科目の教科書が入っていたのだ。家に持ち帰り、まだ行ったことのない、日本の学校の授業を思い浮かべながら教科書を眺めてみるのは楽しかった。理科の教科書には日本の春に咲く草花の写真がいろいろ載っていたし、音楽の教科書には聞いたことのない歌や曲がたくさん載っていた。その時は知らなかったが、今回、税金のことをいろいろ調べてみて、私がアメリカでも受け取れていたこれらの日本の教科書も、実は文科省、つまり日本国民の支払う税金によって無償で配布されていたものだったと知った。本当にありがたいことだと思う。そのおかげで、私は幼少期を海外で過ごしながらも、日本のこともちゃんと知ることが出来たのだ。

 税金がどのように使われているかを国民がきちんと知ることで、ただやみくもにお金だけを徴収されるというマイナスな意識もなくなるだろう。私も、自分の納税したお金が社会で誰かの役に立っているのだという誇りを持てる大人になりたいと思う。

「本と税」 学校法人高田学苑高田中学校3年 ・ 保本 悠咲々

 私は幼い頃から本を読むのが大好きである。両親は、私が一歳の頃から絵本の読み聞かせをしてくれていた。そして幼稚園の時には私は絵本が読みたいとせがみ、毎週図書館に行っていた。だから、私にとって図書館はとても身近な存在だった。小学生になると、ますます本を読むようになり、自分で本を探すだけでなく、図書館の職員の方にお勧めの本を教えてもらったりと、同年代の中では一番図書館を利用していたのではないかと思う。

 そんな便利な図書館について、なぜ無料で利用できるかを深く考えることはなかった。幅広いジャンルの本を揃え、また分からないことがあれば優しく教えてくれる職員を雇用するのはお金のかかることだと思う。

 調べてみると、図書館は、「図書館法」を根拠法として設置され、私が日頃行く市立の図書館以外にも県立図書館や町立図書館があり同一の自治体内でも住民に図書館サービスを届けるために分館が多く設置されるケースがあるという。図書館サービスとしては、図書だけでなく視聴覚資料等の貸出、地域に関する情報の提供、ビジネスや学習の支援、各種の研修やお話会などのイベント等、地域の人々の必要に応じてたくさんのことを行っていると分かった。

 こうした図書館のように、国や都道府県、市区町村などが住民のために提供する施設を「公共施設」という。図書館のほかにも、児童館や公民館、公園、保健所、交番などもそうだ。こうした公民施設は多くの人の快適な生活のために必要な施設だ。公共施設の運営にかかる費用はというと、地方自治体の予算と国からの補助で賄われている。つまり、税金である。両親をはじめ周囲の大人が納めてくれている税金のおかげで、自由に本を読むことができていたのだ。

 これまで私が税金を意識するのは、消費税くらいであった。2019年8%から10%にあがったときは、お小遣いが減ってしまうのが嫌で、「消費税なんて、なければいいのに」と思っていた。しかし、この消費税も自分たちが快適に暮らしていくために使われているのだと思うと、そんな気持ちになった自分が恥ずかしい。

 図書館は、住民すべての自己学習・自己教育を支え、地域文化の創造にかかわる大切な場である。また、地域の情報拠点として、住民の生活に必要なさまざまな情報を提供する施設である。図書館が充実することで地域住民の生活も充実するのではないか。

 そのため、公立図書館には、安定した運営が長期にわたって継続されることが重要である。それを支えるのが私たちが納める税金である。つまり、税は人を幸せにするものであると言っても過言ではない。今私は税金くらいしか納めることができないが、税金について知っていき、皆が暮らしやすい社会を支える役割を担えたらと考える。

「税について考えたこと」 三重県いなべ市立員弁中学校3年 ・ 浜松 知寛

 今回税の作文を書くにあたって、税について考えてみたとき一番に頭に浮かんだのは消費税でした。様々な税が生活に関わっている中で消費税は買い物など自分で意識しやすいという点でより身近だと感じました。

 消費税の他にも税について調べてみると様々な税があることがわかりました。例えば、所得税、住民税、法人税、酒税、たばこ税、関税などがあることを知りました。このように税にはたくさんの種類があることがわかりましたが、これらの税はどのようにして必要なのか興味を持ちました。まず、公共サービスや公共施設などを提供するために税が使われており、つまり税は国民の「健康で豊かな生活」を実現するためにあるのだとわかりました。私たちが個人ではできない仕事などを税を使うことで補っていると知りました。もし、税がなくなってしまうと救急車が有料になる、医療費が自己負担になる、ゴミ収集が有料になる、交番が有料になるなど公共サービスを受けるのにお金がかかってしまいます。普段は当たり前に受けられることで意識されていない公共サービスが税がないことによってこんなにも困るんだと気づきました。税について調べる中で、少子高齢化という問題についても触れました。

 少子高齢化とは、少子化と高齢化が同時に進行することで、若年者の数と人口に占める比率がともに低下し、高齢者の数と人口に占める割合がともに上昇していくことです。まず、高齢者の数が増加することで、医療や年金、介護などに必要なお金が増え、結果として税金が多く必要になります。しかし、同時に少子化も進むため若年層が減り、高齢者の生活を支えきれなくなると予想されます。そのため、今の税のしくみのままでは同じような生活ができなくなってしまいます。日本は世界的にも非常に高齢化が進行している国であり、だからこそ少子高齢化は私たちにとってもとても大切な問題だと思いました。また、医療や介護、年金、子育てなどにかかる費用の負担を国民の全員で分かち合い、支え合う制度が社会保障であり、この制度の前提となる社会情勢がつくられた当時と現在で変わっていること、少子高齢化にともない、社会保障費用は急激に増え、現在では国・地方の財政を圧迫していることを考えると、制度を時代にあった形に変えていくことは大切なのだと思います。

 これからは、もっと税について深く学び、関心を持っていきたいと思いました。

「税金は思いのリレー」 岐阜県羽島市立竹鼻中学校3年 ・ 上月 咲來

 先日、私は風邪をひいてしまった。病院へ行く途中、「福祉医療費受給者証」に有効期限があることに気が付いた。有効期限は令和三年三月三十一日で、これは私の中学卒業までということになる。

 この「福祉医療費受給者証」とは何か、気になって母に聞いてみた。その答えは、有効期限までは、医療費の自己負担分を税金で負担してくれている、ということだった。また、母が子供の頃にそのような制度はなかったとも言っていた。

 医療費が含まれる社会保障費にかかる税金の割合を調べてみると、1960年は財政の約10%であったのに対し、2020年では約35%まで増加している。これは、少子高齢化が進んだことも関係しているが、未来ある子どもたちのために、しっかりとした医療を受けてほしいという思いも関係しているのではないかと思う。

 このことから、税金には、社会の格差をなくし、お互いを支え合っていくという意味が込められているのだと感じることができた。また、みんなが安心・安全な社会を作るために、必要不可欠なものだと考えることができた。

 そう考えると、今まで私はどれだけの税金に支えられて生きてきたのだろうか。教育費や医療費など、自分が思っている以上、支えてもらっているだろう。それを実感すると、税金への感謝の思いが生まれてきた。

 そんな私も、少しずつだが、税金で支える側になっていく。だが、払う税が増えるというのは、自立を表しており、自分だけでなく人のために行動できるようになった証だと思う。

 現在、日本はコロナ禍、少子高齢化など、様々な問題が積み重なり、財政は逼迫している。もしかしたら、今までのように医療費を負担できなくなるかもしれない。

 しかし、それでは税を集める本来の目的である、「すべての人が安心して暮らせるように」が達成できたとは言えない。

 そうならないためにも、私たちにできることは二つあると思う。

 一つ目は、税金のありがたさに気づくことだ。今まで税に支えられていた、と気づけは感謝の思いが生まれるはずだ。

 二つ目は、きちんと税を納めることだ。税への感謝があれば、今度は私が支える番だと思い、自然と税を納めようと思うはずだろう。

 税金は、こうした思いのリレーによって成り立っている。そのバトンをしっかり受けとって、社会に貢献できる大人になっていきたい。

「私たちの暮らしと税金」 岐阜県関市立板取川中学校3年 ・ 船戸 慎吾

 夏休みに入ってすぐのことでした。父が新聞を読みながら、「新しい税金が増えるんだろうな」とつぶやきました。「どういうこと?」と、僕は父に問いかけました。

 すると父は、「今回のコロナウイルスの対応に国はたくさんのお金を使っただろ、だから国の財政は以前よりも苦しいはず、そこで新しい税制を作って、国民から納税という形でお金を集めることを考えなければならないだろ」と言いました。

 数年前の東日本大震災の後も、多額の資金を必要とする公共事業が多くあり、「復興特別所得税」というものが設けられ、今でも納税している事も教えてもらいました。国の想定外の出費には、国民全てが協力しなければならないということを知りました。

 納税は憲法で、「勤労」「教育」「納税」と三大義務の一つとして挙げられています。

 しかし、義務だからといって、使い道もわからないままでは、進んで納税しようという気持ちがなくなると思います。では税金は、今回のような特別な事態以外には、どんな事のために使われるのでしょうか。

 税金は、国民の「健康で豊かな生活」のために使われていると習ったことがあります。

 「健康で豊かな生活」と言われても、すぐには思い浮かびませんが、国や県の様々な活動の資金になっています。

 例えば、住民の安心・安全を守る警察や消防。道路や水道の整備等の公共サービス。医療、福祉、教育といった幅広い分野に使われています。

 日本では蛇口をひねれば簡単に飲み水が出てきますが、遠く離れた所まで水を汲みに行き、教育も受けられないでいる子たちが多くいることを知っています。また、病気になった時には高額な医療費を支払わなければならないと、気軽に病院に行くことができなくなるかもしれません。

 でも、今の日本ではそんなことはありません。なぜなら、みんなで「税金」を出し合っているからです。個人の納税額は、色々な活動を支えるには少ないですが、国民一人ひとりがきちんと納税する事で支え合い、健康で豊かな生活ができるのです。

 税金を納めて公共のサービスを受ける事はお店で何かを買うのと同じで、その対価として「税金」を支払っているのだと考えればいいと思います。お金を払わずに商品やサービスを受ける事、納税できるのにそれをしないことは間違った考えです。サービスを受ける以上はみんながしっかりと納税をする必要があるはずです。

 納税することで自分や大切な人の生活を豊かにし、日本全体を豊かにしていく事を忘れてはいけないのです。私が納税者の一人になった時、義務だからというだけでなく、そういった目的も考えて税金を納めるという事を考えていけたらと思います。

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