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年調ソフトは10月1日に公開、10月28日からはチャットボットで年末調整の相談開始

2020年09月28日 税のしるべ電子版

 国税庁は10月1日に年調ソフト(年末調整控除申告書作成用ソフトウェア)を公開する。同時に、年調ソフトの操作や年末調整手続の電子化について質問できるヘルプデスクも開設する予定だ。年末調整におけるマイナポータル連携も同日からスタートする。また、10月28日からはチャットボットによる年末調整の相談も始まる。
 年調ソフトは、令和2年分の年末調整から手続の電子化が可能となることに伴い、同庁が無償で提供するもの。従業員が保険料控除申告書等を作成する際に、控除額の自動計算や控除証明書等データをインポートして自動転記することができる。
 マイナポータル連携は、従業員が年末調整申告書データの作成中に保険料控除等で使用する控除証明書等データを、マイナポータルから自動取得する機能のこと。マイナポータルで取得できるのは、令和2年分では保険料控除証明書、年末残高証明書、住宅ローン控除証明書など。契約の保険会社、銀行等がマイナポータル連携に対応している必要がある。

 なお、マイナポータル連携による確定申告の簡便化は令和3年1月から、チャットボットによる所得税の確定申告の相談は令和3年1月中旬から始まる。

 国税庁の発表はこちら 
 国税庁の年末調整手続の電子化に関するページはこちら

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