ひとり税理士の自宅仕事術、連載第3回は「ノートパソコンを買いかえよう」です。
自宅で効率的に仕事をするには、ノートパソコンが欠かせません。
デスクトップパソコンではなくノートパソコン
今や税理士の仕事もパソコンがメインであり、そのメインの道具であるノートパソコンへの投資は惜しみたくないものです。デスクトップパソコンではなく、ノートパソコンを使いましょう。なぜなら、デスクトップパソコンは、場所を動かせないからです。ノートパソコンなら、外に持ち運ぶこともできますし、お客様先に持っていくこともできます。
パソコンを持ち歩くと仕事のやり方も変わるものです。その場で、打ち合わせしながら決算予測、納税予測、資金繰り予測をすることもできます(セキュリティを意識するのは大前提です。セキュリティで思考停止にならないようにしましょう)。
そして、オンラインでの打ち合わせでも、同じことができるのです。
また、ノートパソコンであれば、自宅の中でも場所を変えることができます。デスクトップパソコンでは、場所を変えるのは難しいでしょう。私はリビングのクッション、アームチェア、テーブル、自分の部屋、スタンディングデスク(立って仕事をする)、ときにはベランダなど複数の場所で仕事をし、集中力を保つようにしています(紙をなくすことが前提であり、今後連載でも取り上げていきます)。
パソコンは消耗品。毎年買いかえてもいい
パソコンという大事な道具で、
・パソコンがときどき固まる
・複数のソフトを開いていると処理が重くなる
などといったことがあっては、仕事は進みません。
仕事の道具を大事にするという意味で、パソコンを毎年買いかえてもいいくらいです。
私は、パソコンを毎年買いかえ、2019年も、2020年もパソコンを買っています。執筆時点で使っているのは、WindowsのVAIO SX14(2020年モデル)、MacBook Air (2020年モデル)です。
パソコンは少なからず消耗するものですので、定期的に買いかえましょう。耐用年数4年というのは、実際とはかけ離れているものです(もっとも30万円未満であれば、経費になりますが)。
買い替えることによって、パソコンに強くなるトレーニングができます。
・どんなサービスをつかっているか
・データやソフトを移行するには、データやID、パスワードをどう管理すればいいか
を考えざるを得ないからです。
1年に一度、パソコンの中身を見直すことは、効率化にもつながります。また、気分一新、新しいパソコンで仕事をすることの効果も大きいものです。30万円のパソコンを1年使ったとして、1日あたり1時間あたりで考えれば高くはありません。失う時間のほうがもったいないでしょう。
どんなパソコンを買うか
よくご質問いただくことに、「どんなパソコンを買えばいいか」というものがあります。私がおすすめしているのは、見た目やメーカーで選んで、そのスペック(性能)を調べるというものです。何よりも、見た目や色が気に入るのが一番で、愛着もわきます。
会社の数字をみるように、パソコンも数字面で評価しましょう。安いものは、なぜ安いのか、高いものはなぜ高いのかを数字でとらえるわけです。
参考に、私が選んだVAIO SX14は、まず赤という好きな色で選びました。その後、性能も申し分ないと判断し、買っています。
CPU(地頭のよさ)は第10世代 Core i7、メモリ(頭の回転)は、16GBです。SSDの容量は、それほど使わないので256GBにしています。その他のポイントとしては、軽さ(約1kg)、ベゼル(画面のまわりのふちが小さい)、キーボード(静かかどうか)、タッチパッド(使いやすさ)などを評価しました。
欠点は、電池の持ちが悪いこと。性能と軽さの犠牲になっていますが、いたしかたないことです。その分、ACアダプターではなく、USB-Cケーブルと高速充電器で充電でき、モバイルバッテリーも使えるので、問題ありません。自宅で仕事をするなら電源は確保できるので、その欠点も薄れます。
ネットで検索すれば、性能はわかりますので、ぜひ調べてみましょう。
会社の数字を読むために勉強が必要なように、パソコンの性能の数字を読むためにも勉強は欠かせません。そして、毎年買いかえるからこそ、自分にあったパソコンがわかるようになってくるものです。
なお、MacにParallelsDesktopというソフトを入れれば、Windowsでしか使えない税務ソフト、会計ソフトも使えます。今は、WindowsとMacを2台使っていますが、以前はMac1台でした。
