「うわぁ。綺麗。」

 思わず口にした。それはとても美しい色とりどりの羽をもつキジだった。私の家族はキャンプが好きで、私の住む岐阜県の山や他県の山にキャンプに行く。大自然の中過ごすと、普段は見えない夜空の星、山からの湧き水、虫の声がある。私の住む日本は四季があり、四季の移り変わりで自然も変化する。春の桜、夏の海、秋の紅葉、冬の銀世界。私は日本に生まれて良かったと思う。私は日本が大好きだ。

 「税の作文を書くことにした。でも税金のこと詳しく知らない。」

 と言った私に母は

 「国民の三大義務って何か知ってる?。」

 と聞いた。三大義務は何となく知っていた。

 「教育の義務、勤労の義務、納税の義務。」

 と答えた私に、

 「そうやね。今、こうして知りたいという欲求を満たすことも、皆が平等に教科書で学べることも、権利として保障されているんだよ。人は生まれながらにして、人の役に立ちたい、認められたい、学びたいっていう欲求があるんだよ。日本は、税金を納めることも義務としているから、安心して暮すことや、学ぶことができるんだよ。」

 と教えてくれた。学校へ行くまでの道路も教科書も税金から与えてもらっていると知り、ありがたいなあと思った。調べてみると、暑さ寒さをしのげる校舎や、おいしい給食にも税金が使われ、何げなく生活している中にも、恩恵を受けていることを知った。

 小学生の時、階段をふみ外し、天と地がひっくり返る体験をしたことがある。大丈夫?と、かけ寄ってくれる級友に、うなずいたものの経験したことない痛みが襲った。苦痛に顔がゆがみ息も出来ない思いだった。すぐ病院に運ばれ、診察の結果、骨折していた。先生やクラスの優しさに感謝した出来事だった。その時の医療費も、私の住む市の税金から出ていることを知り、税金がなければ高額の医療費を払うことになっていたのだと思うと税金にも感謝の気持ちが湧いた。

 私は今、中学三年生になり高校受験を控えている。中体連が終わり勉強に向き合い、友達と教え合ったり一緒に一つの問題を解いたりする楽しさを感じている。すごく難しい問題を教科書とにらめっこしながら解き、友達と喜び合う時は、とても最高である。

 中学生の私が支払っている税金は食品に関する消費税だが、消費税を支払うことで、私が受けた医療費のように知らない誰かの役に立っていると思うと誇らしい気持ちにさえなってくる。

 美しい四季のある私の大好きな日本が、さらに豊かな国になるために、国民の三大義務を果たして、人に親切にすることを忘れない大人になりたいと思った。

平成30年12月3日号

平成30年12月3日号