「何で税金を払わないといけないのかな。」それが少し前までの私の考えでした。消費税が八パーセントに上がってから、商品の代金を払う時に、「えっこんなに。」となることがありました。

 しかし、その考えが変わる出来事がありました。それは熊本地震です。別府でも大きな揺れを感じました。その後父が仕事場の様子を見に行くと言ったので、母と私、妹は近くの公民館に避難しました。妹はその時体調が悪く、公民館の職員の方にそれを伝えると、市の保健師の方が来てくれて、診察をしてくれました。

 私はこの体験を通して「税って大切。」と思いました。一つ目は公民館の存在です。公民館は税金によって支えられています。また、避難した時に貸してくれた毛布、マットなども税金が無ければ、自分でお金を払って借りなければならないのだなと思いました。二つ目は、市の保健師の方です。早朝にも関わらずすぐに来てくれて病院と違い無料で診察してくれました。私は税がこんな風に使われているのを初めて知ってとても温かい気持ちになりました。三つ目は、学校に行けることのありがたみです。この日は部活も休みになりはやくみんなに会いたいという気持ちが強くなりました。私たちが普段学校で安心して過ごせているのは税金のおかげなのだなと思いました。

 学校が税金によって支えられているところはたくさんあります。まず無償で配布される教科書。校舎、体育館、部活で使うテニスコートだってそうです。授業だってお金を払う必要はありません。義務教育を受けられる小学校・中学校はたくさんの人々の税金の支えによって成り立っています。義務教育の最後の一年間、私は感謝の気持ちを忘れずに登校したいと思います。

 税金を払うことについて、初めは否定的な考えでした。しかし、熊本地震を通して考えが変わり、今では税金を払うことを誇らしく感じます。両親は共働きで毎日一生けん命働いています。たくさん税金を払わないといけないから大変といいながらも、一生けん命働いて税金を払っている両親はとても尊敬できます。一生けん命働いて払った税と、手を抜いて払った税は金額は一緒でも価値は全然違うと思います。

 私は将来、教員になろうと思っています。教員になって、税金で支えられている学校をよりよくしていきたいと思います。そして両親のように一生けん命働いて、税を払っていきたいと思います。

 待ってて下さい。未来のみなさん。私は大人になって税を払いみなさんの役に立てるように頑張りますから。

平成28年12月19日号

平成28年12月19日号