僕の学校の校舎は、七年前に建てられたばかりだ。教室や廊下、体育館はとてもきれいで、エアコンや太陽光発電といった設備もある。校舎が新しいので、気持ちよく、集中して学習に取り組めている。

 そんな校舎を美しく保とうと、環境委員会が主催し、毎年「クリーンマスター」という取り組みを行う。それぞれの班の掃除を八つの項目で点検し、基準に達した班はレベルアップできる。レベル一からはじまりレベル六に達すると「クリーンマスター」の称号が与えられて、さらにレベル七まで取り組みを高める。今年度は僕が環境委員長になり、この取り組みに点数をつける制度を加えた。はじめはなかなか掃除に集中できていなかった班も、真剣に取り組むようになり、掃除を工夫するようになる。校舎を美しく保つ、また真剣に取り組んで集中力を養う。そして、心をみがこうと行われている。僕も環境委員長として、掃除を改善し、校舎がきれいになるよう呼びかけてきた。いつも校舎をきれいに保ち、気持ち良く過ごせているし、今後校舎を使う後輩たちもきれいな校舎を使うことができる。僕たちの学校がとても誇りにできる取り組みだ。

 先日、学校で租税教室が行われた時、僕は考えた。毎日、当然のように使っている校舎は税金によって建てられたものである。美しい上に、色々な設備がある。どれだけのお金がかけられたのだろう。とても多くのお金が僕たちの校舎のために使われたに違いない。

 そう考えると、僕が学校で力を入れて取り組んでいる掃除は、今、校舎を使っている僕たちや後輩たちのためだけではない気がしてきた。僕たちが行っている掃除は、税金を納めた国民全員に感謝の気持ちを表すことにつながるのではないかと考えた。そして、今、僕たち中学生が校舎を掃除し、美しく保ち後輩たちに引き継いでいくことは、国民の義務としての納税と同じ意味をもつのではないだろうか。国民の一人である中学生としての義務なのではないかと思う。

 そう考えると、僕たち中学生は、今は消費税しか納めていないが、国民の一人としてできることがあると思った。例えば、今、学校で使っている机や椅子は三年間同じものである。大切に使うことも義務である。他にもできることはたくさんあると思う。僕は今後も自分にできることを進んで行っていこうと思う。それが中学生としての義務である。

 僕が大人になると、納める税金の種類が増える。給料をもらえば所得税、家に住めば住民税など...。消費税を納める額も増える。税金を納めるようになったら、しっかり納め、国民の未来を担う一人であることを誇りにできる大人でありたい。また、納めた税金が何にどう使われているかを把握している大人になるため、今は将来のための礎を築きたい。またこれも、中学生としての義務なのだから。

平成26年12月15日号

平成26年12月15日号