中学生になって、関心を持ってニュースを見るようになると、税に関する報道が目につきます。税金が目的とは違う使われ方をされたことを指摘するニュース。脱税や申告もれが見つかったというニュース。

 今年の四月から消費税が五%から八%へと増税されたこともあり、税金が正しく使われているか、正しく徴収されているか、ということへの関心が高まってきているのだと思います。私はまだ中学生なので、それらのニュースに関する難しい内容は分からないのですが、税金のニュースに触れるうちに、増税によって余分に払うようになった消費税は、どのようなことに使われるのだろう、という疑問を持つようになりました。

 そのことについて、早速調べてみました。すると、増税によって集められたお金は、社会保障費や福祉の支援、公共サービスなど、私たちが安心・安全に暮らしていくためや、苦しんでいる人に寄り添い、その生活を守るために使われているそうです。

 私には妹がいます。妹は体が弱く、小さい頃によく入院をしていました。病名は、「突発性発疹」というもので、幼い頃によく発症する病気だそうです。私もこの病気にかかったのですが、症状が軽く、入院せずに治りました。しかし、妹は症状が重く、入院せざるを得なくなってしまったのです。四十度の高熱が続き、少しでも早く回復するように、お父さんとお母さんが交代で看病をしていました。その時、病院では先生や看護師の方々が一生懸命に妹を治療してくださいました。いろんな人に支えていただいたおかげで、妹は元気になることができました。

 妹が入院した病院の施設や職員の人件費にも、税金が使われているそうです。妹は両親や先生、看護師の皆さんだけでなく、税金にも支えられて回復することができたのです。税金のことを詳しく知らなかった今までは、増税という話を聞くと、消費者や納税者への負担が大きくなるだけだと思っていましたが、今回調べてみることで、税金の大切さを実感することができました。税金は、みんなが安心・安全に生活するために必要なものだったのです。

 私たちは、成人するまでの間、両親をはじめ、たくさんの人たちが一生懸命働いて支払った税金という土台に支えられ、守られて、生活していくことができます。そのことに、心から感謝したいと思います。そして、次は私たちが社会を支える土台をつくる番です。私は大人になったら、人のために役立つ仕事に就くとともに、納税という形でしっかりと社会を支えられる人になります。これが未来の私にできることだと思います。みんなで支え合うという強い意志を持ち、きちんと納税すれば、日本は必ずよりよい国になると思います。

平成26年12月15日号

平成26年12月15日号