今年の三月末に私の祖父が定年退職しました。そこで私は疑問を抱きました。仕事を辞めるとお金がもらえなくなります。では、これから先はどうやって生活していくのでしょうか。たまたま用事で祖父母の家へ行った時に祖母に聞いてみました。

 祖母は「これからは年金で生活するよ。」と言いました。私は年金についてもっと知りたくなったので、さらに詳しく教えてもらいました。

 まず、年金とは簡単に言えば「六十五歳になると国からお金がもらえる制度」です。

 次に、年金は国からもらえるお金ですが、そのお金は働いている方が支払った年金と税金の一部から賄われています。税金にはたくさんの種類があり、その中で私達の生活に最も深く関係しているのが消費税です。

 二〇一四年四月一日に五%から八%に上げられた消費税ですが、これは私達にとって悪いことなのでしょうか。増税した三%の税金は、年金・医療・介護等の福祉に使われるそうです。まさか、年金が消費税に関係があるとは知りませんでした。

 私の祖父母は現在、年金をもらっていますが、若い時は、その時の高齢者のために年金を納めていました。だからこそ、今の若い人達も高齢者のために年金を納めるべきなのです。すると自分が高齢者になっても必ず若い人達が年金を納めてくれます。私達の社会はお互いに助け合ってこそ成り立つのです。

 では、私達に悪いイメージを与える増税はなぜ行われたのでしょうか。それは、現在の私達は少子高齢化社会だからです。年金を納めるべき若者が少なく、年金をもらうべき高齢者が多いのです。すると当然、今まで通りの税の集め方では上手くいかなくなります。だからこそ、増税する必要があったのです。

 もし、消費税が五%のままだと、高齢者一人一人がもらえる年金が少なくなり、高齢者の生活が苦しくなります。若者が豊かな生活を送り、高齢者が苦しい生活を送るなんてことは、あってはならないのです。

 人々が助け合う社会こそ日本のいいところです。私は増税した三%は思いやりの三%だと思います。私達が高齢者になると、きっとその恩が返ってくるので、増税はいいことなのです。

 私の祖父母は、祖父が退職しても楽しく生活しています。そして、祖母は「年金は本当にありがたい。」と言っていました。私の祖父母を含めた高齢者は若い人達に支えられて生きているのだと思いました。高齢者が生きていくため・私が高齢者になっても生きていくために、私が将来職業についたら、年金を納めたいです。たとえ、消費税がさらに上がっても、子供から高齢者まで、人々が皆楽しく生活できるためなら私は賛成です。いつまでも日本が思いやりのある社会であるために。

平成26年12月15日号

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