今年の四月のとある日、
「お父さん、今年も税金が返ってきましたよ。」
と母が父にいっているのを耳にしました。

「えっ?税金が返ってくる?消費税が8%になって、税金を多く払わないといけないと思っていたのに......。」

私は不思議に思い、母に聞いて見ることにしました。

 母が言うには、祖母を自宅で介護しているのと家族のみんなが病院でかかった医療費が多いので、税務署に申告したら、それが返ってきたとのことです。母は、返ってきた税金で、祖母の身のまわりのものを買ったりできるからありがたいと言っていました。

 私は、税金は納めるだけのものだと思っていました。しかし、きちんと手続きすれば、返ってくるということが分かりました。納めすぎた税金のことを、母は還付金といっていました。

 私は先日、大野税務署で職場体験をさせていただく機会を得ました。そこで私は、税金のありがたさを多く学びました。税金がなかったら、街が汚れる、道路が整備されない、学費が高くて学校にいけない、警察を呼ぶにもお金がかかるなどの大変なことが起こり、私たちは、快適な生活をすることができません。しかし、私たちには税金があります。税金で私たちは快適な生活を手に入れているのです。

 職員の方々の仕事で特に印象に残ったのは、申告に偽りがないかを調べる仕事です。折り込みチラシや知人からの情報を収集して、資料にまとめ調査し、申告に偽りがあった場合は徴収します。

 申告により、税金の納めすぎには還付し、申告を偽っている場合は徴収する、そのような、しっかりとした税金の制度があって、とても安心しました。

 四月に消費税の税率があがりました。それによって、ニュースや新聞などでは、高齢者の方々が、「節約しながら、年金で細々とやってきたのにもう、限界だ。」などと言っている報道を目や耳にすると心が痛みます。私の家でもやはり影響が出ているみたいです。みんなが苦労して納めなければいけない税金は本当に必要なのかと疑問に思います。しかし、増額になった税金は全て、社会保障に使われるということですが、少子高齢化がどんどん進んでいくこの日本の現状を考えると、やむをえないことだと思います。今、中学生の私には、判断が難しいことだと思います。租税教室などで、税金の使い道を決めるのは、議員の方だと教わりました。今から、多くのことを学び、大人になったときには、私たちの暮らしを豊かにし、明るい未来のある日本のために税金を使ってくれる人を選びたいです。そして、正しく納税できる大人になりたいと思います。

平成26年12月15日号

平成26年12月15日号